2/19のPIGA画廊

2005年2月24日 アート
・中村ちとせ銅版画展
PIGA画廊1にて。(2/14〜2/20)
http://www.piga.jp/image/piga05_1_2_14.jpg

ホントに銅版画って奥が深いなぁ、といろんな作品に出会うたびの思うのですが・・・。
今回拝見した中村さんの作品はひとつの版を複数回使用する多色刷りで、銅版なのになぜか「土」とか「有機物」というような暖かみを感じてしまう色彩で。
同じ版でいろんな色を刷ることで、いろんな色が微妙に重なってそういうふうになるのかなぁ、と想像しつつ。

・FANTASTIC ART EXHIBITION
PIGA画廊2にて。(2/14〜2/23)
http://www.piga.jp/image/piga05_2_2_14.jpg

こちらは4人のアーティストのグループ展。

とりあえずのお目当ては石居麻耶さんの作品で、これまで拝見してきた風景画ではなく、水晶のようなものと人物、その影が描かれた、ファンタスティックな世界と現実とのちょうど境での一場面のような感じがしました。

スサイタカコさんの作品はいろんなものがあって、描かれる人の顔の「鼻」がグレゴリ青山チックなのが印象的。

佐藤秀政さんの絵、一見して奈良美智を連想してしまうのですが、ご本人のお話では特に意識してはいないそうで、奇妙な表情の女の子の絵で、それをモチーフにした「形」を描きたいとのことでした。
もっと広い画面で拝見してみたい、そんな気がします。

秦朋子さんのは、色鉛筆やパステルなどを使った、童話の挿し絵のような作品。
まさに「場面」を描いた感じで、それぞれの絵を観てるとその物語がどんな話なのかを想像してしまうような・・・。
手作りの絵本もあって、絵本になるとやはり良い感じでした(話は読む余裕がなかったのですが)。

いろんなタイプの作品が観られたのですが、それぞれの関係性が極めて薄いというか、お互いの作品同士が合わさってひとつの雰囲気を作っている感じではなかったのが残念。。。

《感想リンク》
http://garavity66.exblog.jp/1679590/

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