2/19のギャラリー椿

・三好真弓展（2/14〜2/19）
サブコーナーのGT2にて。
http://kgs-tokyo.jp/tsubaki/2005/050214gt.htm

岩絵の具を使ったちょっとファンタスティックな抽象って感じの作品で。
岩絵の具の「輝き」はないけど、砂糖のパウダーのような「白」が特徴的でした。特にちいさな作品で、その白が印象に残りました。
「a floating stone」のシリーズ、透明の楕円の石から眺める景色を描いたもののようで、わかりやすいこともあって、楽しい気分に。
この「白」をもっと活かせるような丁寧な絵ができあがるといいかなぁ、と。

で、もうひとつ、手作りの豆本があって、こちらが面白かった！
ペンと水彩で描かれた海を泳ぐ男の子、泳いでいった先で人に出会うんですが、これは1枚の紙を折り畳んで本にしてあって、広げると出会った人が実は本人、というオチが。
印刷だったので、原画もいっしょに展示していただけたらもっと楽しかったかな、と。

・渡辺貞一遺作展（2/14〜2/26）
メインスペースではこの企画。
http://kgs-tokyo.jp/tsubaki/2005/050214.htm

事前知識なしで観始めて、なんだかすごい説得力がある作品たちだなぁ、と静かに感激してました。。。
いかにも素朴そうに描かれた人の顔だったり、深遠な夜空だったり、目にしみるような夕焼けの赤だったり・・・。
風景画は、なんかどこかで観たような印象で・・・繋がりが在るのかどうか分からないのですが、佐伯祐三に大変近い質感で。

おそらく初めて拝見する作家でしたが、こういうところで作品に触れられたのは嬉しかったです。
またどこかで出会えるような気がするので、ちょっと気に留めておこうと思います。