東京都美術館にて。(1/27〜3/27)
http://www.tobikan.jp/museum/myusha.html

2/12分の日記の冒頭の出来事(炊飯器スイッチ入れ忘れでおかずできてるのにご飯が・・・)によって家をですのが遅れたのですが、それでも上野に着いたのは午前10時ちょい過ぎ。

なのに、すごい人、人、人・・・。
土曜日とはいえ、早朝ですよみなさん!(心の叫び)
・・・予想をはるかに上回る人の数に圧倒されながらも鑑賞開始。

とにかく最初のいわゆるミュシャ・スタイルの作品のところは人が多すぎて、しっかり観られず。
でも、遠目から観ても充分その魅力は伝わってきて、気品ある女性の顔、表情にはうっとりし、髪、髪飾り、服の装飾、背景、どれも丁寧に描かれていて・・・これだけのお客さんが集まるだけの魅力があるのも納得。
先月観た国芳・暁斎あたりの作品と並べて観てみることができたら日本と西洋の装飾の美しさの対比が楽しめるだろうなぁ、、なんて想像も。

この展示でいちばん印象的だったのは、プラハ時代の油彩の作品。
「燃えるろうそくと女」の、ろうそくの火を見つめる女性の表情なんて、リトグラフで描かれる女性と比べてもずっと生々しく艶かしくて、見とれてしまいました・・・。
「りんごを持つクロアチアの女性」「アメリカでのクリスマス」も同じく。
ちょっと前の時代の作風に、同時代の印象派の影響も感じられるようなところもあったりして、そういうこともしみじみと感じました。
(このあたりは人の数もずいぶんと少なく、おかげでじっくり堪能できました)

で、もう一回、地下1階のリトグラフをしっかりと観たい、と思って足を向けたものの、今度は人が通るだけでも難儀なくらいに込み合ってたので、泣く泣く退散。。。

できることなら、平日の早い時間にじっくりと見に行きたい・・・。

ところで、ちょっと興味を持ったことが。
ミュシャのリトグラフの作品、背景に装飾模様がたくさん描かれていますが、マティスはこれを観たのかなぁ、と。
仮に観たとして(知らないはずはないだろうけど)、どう感じたのかなぁ、と。

リトグラフこそミュシャ、というのは重々承知の上で、もしミュシャが油彩に重きをおいた制作活動をしていたら、マティスは・・・ルノアールは・・・なんてことも考えてしまいました。

《感想リンク》
http://simando.air-nifty.com/essay/2005/02/post.html
http://blog.drecom.jp/purple_shikiko/archive/112
http://bluediary2.jugem.jp/?eid=136

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