第13回奨学生美術展(2/6)
2005年2月10日 アート佐藤美術館にて。
なんだかんだでなかなか良い展示を企画してる佐藤会議室美術館。
今回は、若手の作家の大作を中心にした展示でした。
小木曽誠さんの「柔脆な共存」。
木の板の床に座るヌードの女性の絵ですが、描かれるもの、女性はもちろん、床や壁や立て掛けられている木の木目、女性の前に散らばる薔薇、そういったものがものすごくリアルに描かれていて、すごいです。
藤原由葵さんの「辿って 沈む」。
強烈な赤の抽象画。工具や配線のリアルさと油絵具の生々しさがぶつかりあいながら共存している作品。コメントを拝見すると、「皮膚」をモチーフにしているそうで、額にシャツの布が巻いてあることにも納得です。
川瀬伊人さんの「凍る沼」は蓮の葉や花にいろんな色が隠れていて、その上に銀色がかぶさっているのがなんとも幽玄。
高木優子さんの「家島」。
全体に赤茶色の、おそらく空想上の風景画で、その統一感のある色彩の中に、濃い茶色の家々、その明かりはオレンジ色に輝いて、さらに赤く広がる空、木々・・・なんだかほっとする作品でした。
志村冬佳さんの連作「−in the room」は、3×5に並んだ15点の木版画。黒が主体の色彩となっていて、それぞれ重苦しい、閉ざされた空間のイメージ。。。本箱のような額も効果的。
梶岡俊幸さんの「水」は真っ黒な作品で、良く観ると「流れ」があって・・・今回の展示の中で異彩を放ってました。
既知の作家の作品も。
石居麻耶さんの風景画は何度観ても明るくて気持ちがいい!
名古屋剛志さんは、オリエンタルな構成の作品で、何かの象徴のような感じもします。岩絵の具の輝きもきれいです。
先日拝見したばかりの太田敦子さんの黒地の画面に銀のドットが浮かぶ銅版画は、相変わらずの迫力でした。
なんだかんだでなかなか良い展示を企画してる佐藤
今回は、若手の作家の大作を中心にした展示でした。
小木曽誠さんの「柔脆な共存」。
木の板の床に座るヌードの女性の絵ですが、描かれるもの、女性はもちろん、床や壁や立て掛けられている木の木目、女性の前に散らばる薔薇、そういったものがものすごくリアルに描かれていて、すごいです。
藤原由葵さんの「辿って 沈む」。
強烈な赤の抽象画。工具や配線のリアルさと油絵具の生々しさがぶつかりあいながら共存している作品。コメントを拝見すると、「皮膚」をモチーフにしているそうで、額にシャツの布が巻いてあることにも納得です。
川瀬伊人さんの「凍る沼」は蓮の葉や花にいろんな色が隠れていて、その上に銀色がかぶさっているのがなんとも幽玄。
高木優子さんの「家島」。
全体に赤茶色の、おそらく空想上の風景画で、その統一感のある色彩の中に、濃い茶色の家々、その明かりはオレンジ色に輝いて、さらに赤く広がる空、木々・・・なんだかほっとする作品でした。
志村冬佳さんの連作「−in the room」は、3×5に並んだ15点の木版画。黒が主体の色彩となっていて、それぞれ重苦しい、閉ざされた空間のイメージ。。。本箱のような額も効果的。
梶岡俊幸さんの「水」は真っ黒な作品で、良く観ると「流れ」があって・・・今回の展示の中で異彩を放ってました。
既知の作家の作品も。
石居麻耶さんの風景画は何度観ても明るくて気持ちがいい!
名古屋剛志さんは、オリエンタルな構成の作品で、何かの象徴のような感じもします。岩絵の具の輝きもきれいです。
先日拝見したばかりの太田敦子さんの黒地の画面に銀のドットが浮かぶ銅版画は、相変わらずの迫力でした。
コメント