国立競技場にて。
《得点者》東京V:飯尾、平本
     磐田:西

女子の試合中あまりにも寒かったので、ホーム側へ移動。
正面から日が当たって、向こうと比べてまるで天国。

試合はヴェルディの攻勢で始まり、平本が立て続けに決定的なチャンスを決められず、なんとなく去年のセカンドの東京-磐田戦の「シュート練習!」を思い出していたが、35分、ヴェルディのフリーキックを平本が頭で合わせたのがキーパーの脇を抜けポスト直撃、その跳ね返りを飯尾が詰めてゴール。
試合の流れからして順当な先制点と思っていたのも束の間、「そういえば今日の主審ってだれだったかな」と電光掲示板に目をやると「柏原」。
その刹那、ヴェルディの小林慶が2枚目のイエローを受けて退場。
試合を通じて至極真っ当なジャッジングだったが、この時ばかりは「さすが柏原・・・」と(笑)。

後半、磐田は前田に変えて中山、ヴェルディは飯尾に変えて右SB柳沢、おそらく4-4-1にシステム変更。
このそれぞれの交代が、試合を決めたような気がする。
前半チャンスにたくさん絡めどツキに見放されていたような感じだった平本を残したのね、と思ってたら、後半開始数分、ヴェルディの目の覚めるようなカウンター、平本が独走で磐田DFを振り切ってゴール!これは見事だった。
その後も、ゴールにはならなかったものの山田が同じくカウンターから決定的なシーンをつくり出す。
しかし、川口、藤田と攻撃の選手を次々と投入し、福西を高い位置まで上げて圧力をかける磐田、GK高木の好守などでギリギリ跳ね返していたものの、後半32分にゴール前の混戦で西に決められてしまう。
しかしその後もなんとかしのぎ切ったヴェルディが、8年ぶりの優勝。

ヴェルディは東京サポとしてはいちばん負けたくないチームではあるけれど、サッカーファンとして見た時、生え抜きがしっかりチームを支えている点などで好感を持っていて、この優勝にはおめでとう、と言いたい。
もっとも相手が磐田ではなく浦和だったら、違う結果だったかもしれないが。

翻って磐田。
後半開始の交代は、中山ではなく「西→藤田」だったのでは。
前半、左サイドハーフの西は対面の山田に完全に押し込まれていたし。
もっとも、得点を挙げたのは他でもない西なのだが、後半開始で中山を入れたために「空気を変える」効果を演出でいなかったのは大きいと思う。
ただでさえ、相手は10人。どちらのサポでもない人は判官贔屓でヴェルディを応援していたような雰囲気だった気がするので、中山は「ここぞ」という場面にとっておくべきだったと思う。

今年の磐田は監督の采配で負ける試合が多くなるのではないか。そういう予感さえ持ってしまう。

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