佐野ぬい展 遠い様式・青の構図

損保ジャパン東郷青児美術館にて。
http://www.sompo-japan.co.jp/museum/exevit/index2.html

国立競技場に行く前に何か観ていこうと思い立ち、場所も内容も良いかなと思って選んだのがこの展覧会。

タイトルにもあるように、とにかく青、青、青。
ほとんどの絵の基調が青。
抽象絵画ということに加えて、お客さんが少ない会場にあってやたらしゃべる人がいてそれがうるさくて集中できなくて、最初はなかなか絵の世界に入っていけず・・・。

・・・近付いたり遠ざかったりしながらなんとか頑張って1時間。
ようやく行き着いたのは、展示されてる絵は「上」から描いたものなのかな、ということ。

そう思ってちょっと遠目に観るようにしたら、絵の風景に角度や奥行きが一気に出てきて、すごく面白い。
「青」は、海に見えたり、池に見えたり、海に浮かぶ何かに見えたり・・・。

あと、それぞれけっこうな大きさの絵なんですが、その絵のなかにたくさんの景色が描かれていて（抽象なりにではありますが）、遠目からだとその「部分」だけを味わうのがすごく難しい。
手の指の隙き間から観たりするとさらに面白いんだけど、面倒だし疲れるし・・・。

でも、なかなか有意義な時間を過ごせて満足でした。