NHKホールにて。
http://www.nhk-p.co.jp/concert/ongakusai/2004profile.html#yakov

【プログラム】
モーツァルト:交響曲第41番ハ長調「ジュピター」
シューベルト:交響曲第8番ハ長調「グレート」

・・・すごかった。
何がって、指揮者のヤコフ・クライツベルク。
オーケストラのチューニングが終わって登場、指揮台の手すりにつかまって客席に向かって挨拶し、拍手が鳴り止まぬうちに振り向いた瞬間。
もうこの一瞬で、会場全体の雰囲気をつかんでしまっている。

今回はとにかく指揮者がオーケストラをコントロールする様をじっくり観ようと。
・・・これがハマった。
指揮棒を持った右手、空いた左手、だけではもちろんなく、体全体、指揮台のスペースを巧みに使って、流れるような弦の響き、闇を貫くひとすじの光のようなフルートやオーボエの旋律、後方に居並ぶコントラバスの低音、ティンパニやブラスセクションのアタックを創造し、さらには時間の流れまでもコントロールしてしまっているかのよう。
指揮者の振りを観ていて思わずそれに合わせて頭が揺れる。

演奏曲自体も楽しめた。
それぞれの曲で楽章が進むにつれて、ひとつの絵が出来上がっていく過程を見るような気持ちになれた。

今は、クラシック音楽が面白いです。

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余談。
NHKホールに行くので、NHKに寄って新潟県中越地震の義援金を納めてくることにした。
コンサートの前に渋谷NHKの義援金受け付けのところで納めたのだが、NHKホール内にも義援金箱は設置されていた。
帰り際にその義援金箱に弐万円投入している人がいらっしゃった。

こういうのもあります。
http://bokinpark.com/

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