http://www.ecmrecords.com/Catalogue/ECM/1600/1616.php?lvredir=712&;catid=0&doctype=Catalogue&order=releasedate&we_search=%2B1616&rubchooser=301&mainrubchooser=3

バンドネオン、アコースティックギター、ダブルベースのトリオによる、至極真っ当な「音楽」。

なんかもう、思いっきり切なく響くバンドネオンの音。
キーをいじるカチャカチャというノイズも心地よい。
繊細なギターの音色。
伸びやかなベースの音は、それらを優しく包むように。

このアルバムで唯一のスタンダードが「How My Herat Sings」。
これがたまらない。一時期、こればかり聴いていた。

ギターのイントロに始まり、途中メロディをベースが受け継ぐ。
そろりと入り込んでくるバンドネオンのテーマ。微妙に原曲を崩しながら訥々と、紡ぐように、語るように歌い上げて・・・。
バンドネオン、ギター、ベースの順にソロが回っていく。
それぞれ、やわらかな闇のなかにモノクロのスポットライトが当たるように。
そして再びバンドネオンによるテーマからエンディングへ・・・。

他に何もいらなくなるくらいの、至福の音楽です。

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