東京ステーションギャラリーにて。
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/index.html
ここで行われる展覧会は行くと決めているので、昨日の鬱憤を晴らすかのように激しく自転車移動。
佐藤哲三という画家は、会場にあった紹介文によると新潟で一生を過ごしたそうで、この展覧会では氏が描いた絵を年代順に紹介されてました。
この人の絵は、もしかしたら「再考・近代日本の絵画」展で一度観てるような気がする。
その時観た絵はたぶん人の絵だったと思う、絵の印象は残っているけどチェックはしてなかった。
・・・とにかく、風景画に感動。
ほぼ年代順に紹介されている絵は、その時期のこの人の心象が尋常でなくあらわれているような。
初期の「牛のいる風景」。
春夏秋冬それぞれの素晴らしさが自然に詰め込まれたような、まるで桃源郷のような絵。
それに比べて晩年期の諸作、「原野」「帰路」「みぞれ」の渾沌とした激しい暗さからは、一筆一筆に渾身のエネルギーを込めているさまが、時を経てその絵に対峙するこちらに充分に伝わってくるほどの迫力。
モネの晩年の絵と近いイメージがある。
その間に描かれている風景画は、またそれらとは違う説得力。
横に細長い小さな「晩秋」とタイトルされた2作品や、雲の後ろからひとすじの赤い夕焼けがのぞく「血の空(夕雪)」もすごいけど、何と言っても「日没」。赤く染まる空、一足先に闇に包まれたような田舎の田園。絶句ものの力強いあざやかさ。
他に、コミカルな表情の「赤帽平山氏」、あったかい女性が印象的な「ひるめし時」。
「田園の柿」の、写真より忠実な柿の絵とバックに広がる収穫期の稲。
ハガキの挿し絵に使われたという季節の果物の小さな絵もかわいらしくてよかったです。
**********
東京ステーションギャラリーについてひとこと。
チケットは入り口の券売機で買うようになってますが、駅のびゅうプラザかみどりの窓口で買えば100円安いです。
**********
その後、銀座のギャラリーをいくつか観て回りました。月光荘画室5で観たにしかわいづみさんの木炭(?)画がおもしろかったです。
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/index.html
ここで行われる展覧会は行くと決めているので、昨日の鬱憤を晴らすかのように激しく自転車移動。
佐藤哲三という画家は、会場にあった紹介文によると新潟で一生を過ごしたそうで、この展覧会では氏が描いた絵を年代順に紹介されてました。
この人の絵は、もしかしたら「再考・近代日本の絵画」展で一度観てるような気がする。
その時観た絵はたぶん人の絵だったと思う、絵の印象は残っているけどチェックはしてなかった。
・・・とにかく、風景画に感動。
ほぼ年代順に紹介されている絵は、その時期のこの人の心象が尋常でなくあらわれているような。
初期の「牛のいる風景」。
春夏秋冬それぞれの素晴らしさが自然に詰め込まれたような、まるで桃源郷のような絵。
それに比べて晩年期の諸作、「原野」「帰路」「みぞれ」の渾沌とした激しい暗さからは、一筆一筆に渾身のエネルギーを込めているさまが、時を経てその絵に対峙するこちらに充分に伝わってくるほどの迫力。
モネの晩年の絵と近いイメージがある。
その間に描かれている風景画は、またそれらとは違う説得力。
横に細長い小さな「晩秋」とタイトルされた2作品や、雲の後ろからひとすじの赤い夕焼けがのぞく「血の空(夕雪)」もすごいけど、何と言っても「日没」。赤く染まる空、一足先に闇に包まれたような田舎の田園。絶句ものの力強いあざやかさ。
他に、コミカルな表情の「赤帽平山氏」、あったかい女性が印象的な「ひるめし時」。
「田園の柿」の、写真より忠実な柿の絵とバックに広がる収穫期の稲。
ハガキの挿し絵に使われたという季節の果物の小さな絵もかわいらしくてよかったです。
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東京ステーションギャラリーについてひとこと。
チケットは入り口の券売機で買うようになってますが、駅のびゅうプラザかみどりの窓口で買えば100円安いです。
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その後、銀座のギャラリーをいくつか観て回りました。月光荘画室5で観たにしかわいづみさんの木炭(?)画がおもしろかったです。
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