国立西洋美術館にて。
http://event.yomiuri.co.jp/matisse/
見る機会は結構あれど(むしろ積極的に観てる)、なかなか自分の心に迫ってこないマティス。
今回はマティスのみの展示会である。一本勝負。
11時半に到着、予想通り(というか予想よりちょっと少ないか?)の混み具合。
入場してすぐにブロンズ作品が目に入り、その先に油彩、スケッチなど。
各所の解説に目を通さずにさくさくと観て回り、まず足を止めた作品が「カルメリーナ」。
アトリエ内、膝に布を置いて座る裸婦、奥に裸婦の背中とそれを描くマティス自身を写す鏡。
たくさんの色を使って描かれた裸婦の陰影。それだけじゃなく、裸婦の隣においてある花瓶や膝の上の布なども。
すごい。。。
・・・と、とりあえず一通り回った時点では(所要時間20分)、
「僕にはやっぱり・・・orz」
という感じで。。。
次は解説をじっくり読みながら。
「マーグ画廊」での個展を再現した部屋。
この個展では、マティスの作品だけでなく、それぞれの作品が出来上がっていく過程を写真(白黒)におさめて、それを絵と並べて展示したそうで。
・・・来た。
キタ---(゜∀゜)---!
ここに並べて展示されている2作品、「ルーマニアのブラウス」と「夢」。
この絵が出来上がる過程というのが面白過ぎ!はっきりいって笑える!
それぞれ最初の段階では正確なデッサンなんだけど、それに色が入り、描き直しを繰り返して完成するのだけれど、その描き直される前と後とがかなり違ってるんですよ。
どんどんデフォルメされていってる。
壁も、最初は模様が入っていたのに、結局は赤一色に。
なんかこれ観て、「このオッサン最高(笑)」みたいな気持ちに急変。
展示されている作品も、もしかしたらもっと変化していくかもしれない、と思ったらもう楽しくて。
で、マティスに「これで完成?」って聞いたら多分、
「個展の締めきりギリギリだったんだよねorz」
とか答えるんじゃないかと(笑)。
マティスを楽しむためには、「マティスを知る」ことが鍵だった。
ひとつひとつの絵から、その絵が出来上がっていく「過程」を想像し、どう「発展」していくかを想像する、これを楽しむ。
以降、とにかく楽しかった。
明らかに未完成と思われるものはいかがなものかと思うけど、ある程度書き込まれた作品からはいろんなイメージが湧いてくる。
この先マティスの作品を見るのが楽しみになってきたし、例えばピカソなんかもさらに楽しめそう。
おなじみ切り絵の「ジャズ」シリーズもたくさん。
これはさんざん観てるのでさっと観て回る。
というよりこのシリーズは、じっくり鑑賞するよりも、流れるようにどんどん観る絵を変えていくほうが楽しいと思う。
マティス展観賞後、ここの常設展示も観る。
噂には聞いてたけど、すごいよここの常設は。
印象派以前の作品もたくさんあるし(僕はちょっと苦手、でもひとつ女性の肖像画に見とれた)、ルノアール、ピサロ、シスレー、マネ、そしてやっぱりモネ(もう脱帽するしかない)、ピカソ、エルンスト、ルオー、ミロ、その他いろんな作家の作品がたっぷり。
常設だけをちゃんとあらためて観なきゃいけないくらいの充実度でした。
**********
その後、銀座のギャラリーをいくつか。
そのなかで、月光荘画室3で拝見した深澤ユリコさんの作品が印象的でした。
http://www.adcard.co.jp/creator/cr_2003/cr_files414.html
http://event.yomiuri.co.jp/matisse/
見る機会は結構あれど(むしろ積極的に観てる)、なかなか自分の心に迫ってこないマティス。
今回はマティスのみの展示会である。一本勝負。
11時半に到着、予想通り(というか予想よりちょっと少ないか?)の混み具合。
入場してすぐにブロンズ作品が目に入り、その先に油彩、スケッチなど。
各所の解説に目を通さずにさくさくと観て回り、まず足を止めた作品が「カルメリーナ」。
アトリエ内、膝に布を置いて座る裸婦、奥に裸婦の背中とそれを描くマティス自身を写す鏡。
たくさんの色を使って描かれた裸婦の陰影。それだけじゃなく、裸婦の隣においてある花瓶や膝の上の布なども。
すごい。。。
・・・と、とりあえず一通り回った時点では(所要時間20分)、
「僕にはやっぱり・・・orz」
という感じで。。。
次は解説をじっくり読みながら。
「マーグ画廊」での個展を再現した部屋。
この個展では、マティスの作品だけでなく、それぞれの作品が出来上がっていく過程を写真(白黒)におさめて、それを絵と並べて展示したそうで。
・・・来た。
キタ---(゜∀゜)---!
ここに並べて展示されている2作品、「ルーマニアのブラウス」と「夢」。
この絵が出来上がる過程というのが面白過ぎ!はっきりいって笑える!
それぞれ最初の段階では正確なデッサンなんだけど、それに色が入り、描き直しを繰り返して完成するのだけれど、その描き直される前と後とがかなり違ってるんですよ。
どんどんデフォルメされていってる。
壁も、最初は模様が入っていたのに、結局は赤一色に。
なんかこれ観て、「このオッサン最高(笑)」みたいな気持ちに急変。
展示されている作品も、もしかしたらもっと変化していくかもしれない、と思ったらもう楽しくて。
で、マティスに「これで完成?」って聞いたら多分、
「個展の締めきりギリギリだったんだよねorz」
とか答えるんじゃないかと(笑)。
マティスを楽しむためには、「マティスを知る」ことが鍵だった。
ひとつひとつの絵から、その絵が出来上がっていく「過程」を想像し、どう「発展」していくかを想像する、これを楽しむ。
以降、とにかく楽しかった。
明らかに未完成と思われるものはいかがなものかと思うけど、ある程度書き込まれた作品からはいろんなイメージが湧いてくる。
この先マティスの作品を見るのが楽しみになってきたし、例えばピカソなんかもさらに楽しめそう。
おなじみ切り絵の「ジャズ」シリーズもたくさん。
これはさんざん観てるのでさっと観て回る。
というよりこのシリーズは、じっくり鑑賞するよりも、流れるようにどんどん観る絵を変えていくほうが楽しいと思う。
マティス展観賞後、ここの常設展示も観る。
噂には聞いてたけど、すごいよここの常設は。
印象派以前の作品もたくさんあるし(僕はちょっと苦手、でもひとつ女性の肖像画に見とれた)、ルノアール、ピサロ、シスレー、マネ、そしてやっぱりモネ(もう脱帽するしかない)、ピカソ、エルンスト、ルオー、ミロ、その他いろんな作家の作品がたっぷり。
常設だけをちゃんとあらためて観なきゃいけないくらいの充実度でした。
**********
その後、銀座のギャラリーをいくつか。
そのなかで、月光荘画室3で拝見した深澤ユリコさんの作品が印象的でした。
http://www.adcard.co.jp/creator/cr_2003/cr_files414.html
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