RIMPA展

2004年9月19日 アート
東京国立近代美術館にて。
http://www.momat.go.jp/Honkan/RIMPA/index.html

2時半くらいに到着したんですが、ものすごい人の多さにびっくり。

「ところで琳派ってなに?」という疑問を持ちつつ入場。
・・・しかし、尋常でない人の数で最初のほうはほとんど観られそうになく、とりあえず後ろの方から観ていくことに。
で、ぱっと観て引き付けられた作品はじっくり観つつ、さくさくと一通り観て回って行ったり来たりを繰り返しながらなんとか全作品をチェック。

尾崎光琳や、本阿弥光悦・俵屋宗達の作品の中には重要文化財や国宝もあり、そのまわりはさすがにたくさんの人が。

最初に引き付けられた作品、中村芳中「白梅図」。
掛け軸に描かれた梅の木。
太い幹はうねり、枝はまっすぐ天を向く。
「たらしこみ」という技法(墨に緑青、群青、金泥をくわえて描くらしい)によって、幹の表面は渋く彩られている。
そして花は丸くて、なんだかコミカルでかわいらしい。

巨大な屏風2枚が立ち並ぶ角のスペース。
川端龍子「草炎」と横山大観「秋色」。
前者は凛とした黒をバックに、金泥でたくさんの草葉が描かれていて、その不思議な透明感に・・・.
後者、こちらのバックは金、端から赤、黄、緑で染まったたくさんの葉、濃い青の木の実、食む鹿と座る鹿。
この2つの絵を前にすると、その美しさに身震いが。。。

ホテルオークラ以来の前田青邨「水辺春暖」。
これが強烈で。
背景は、金。
全面に梅の木。
幹は力強く渦を巻き、そこから四方に伸びる枝々。
そして、満開の梅の花。
その真ん中に、ひと組のつがいの野鳥が。
手前は紺色の水辺、数匹の鴨。
なんかもう立派というか、豪華というか。。。

最後のカテゴリーが「RIMPAの世界」。
現代の作品や、海外の作品がずらり。
ボナールとルドンの屏風が並ぶ。
前者は暗い銀、後者は銅色。
渋いメタリック、そしてそれぞれの画風が出ていて面白い。

チケットにも名前が挙がっているマティスとウォーホルは、正直「は?」でした。

もう少し余裕を持って観たかったところだけど、よかったです。

・・・ところで、琳派ってなに?(汗)

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