東京都現代美術館にて。
http://www.mot-art-museum.jp/ex/plan_h16-03.htm

今日観たルノアールはひと味違ってた。
「化粧する少女」という作品。
今まで(といっても初めてルノアールを観たのがたった半年前だけど)持ってたルノアールのイメージって、何となく秋や冬の季節だったけれど、この作品の軽い色取りといったら。
もう、春、そのもの。
さらに、花瓶の花の絵2点も。

油彩の作品のなかに、1枚だけミレーの水彩画(クレヨン、パステルも使用)。
ちょっとカートゥーンっぽくて、新鮮。

ピサロの点描画が3点。間近で見るとたくさんの点、離れるとおおよそ100年前の田舎の風景。
その向かいに展示されているのが、マルケとボナール。
このまったく違う手法の風景画が向かい合っているのが、なんとなくおもしろい。
(それにしても、ボナール。初めて観た時の喜びが強烈すぎたのか、以来、ボナールの作品に出会ってもあの時のような感動が沸き上がってこないのです・・・)

今日観たセザンヌ。「花瓶の花」と「庭園の花瓶」。
初めて、セザンヌに見とれてしまいました。同じテーマの作品が多数展示されていたから、セザンヌの「個性」が鮮明になってたのかも。

箱根以来のドンゲンも、花の作品が2点。
「咲き誇る」という表現がよく似合う、溢れるような力強さを感じる。

ルドンの花、やっぱり独特の「あやしさ」が滲み出てきてる。

マルケの花。
マルケの作品に触れるのは3回目。目にする度に「いいなぁ」と思う。
堅苦しさはみじんもなく、やさしさと落ち着きがあって。

印象派の前後の時代の作品が展示されている中で、1枚だけあるミロの作品は強烈に異彩を放つ。

モネ。
「またモネか!」と思う。
思うけど、「やっぱモネいい!」と思ってしまう。
特に、比較的若い頃の作品の細やかさは、何度観ても感心しきり。

シャガールはやっぱりシャガール。

シスレーも、マルケ同様に自信持って好きな作家に挙げられることを実感。
若い頃のモネとはまた違う、精巧な風景画。

今日、初めて知った作家。
ペーニャの透明感ある青。
盛り上がった油絵具が生々しいモンティセリ。
ジェルマン=テオドール・リボの、暗い部屋に浮かび上がるような白い花の絵。
冬を思わせる、暗い町並みを描くユトリロ。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索