FC東京 3-2 名古屋グランパスエイト@味の素スタジアム
2004年6月19日 FC東京・・・こんな勝ち方があるか。
今回の相手は苦手名古屋。
2003セカンド。2点先取するも、まさかの逆転負け。
2003ファースト。石川の左足キャノンシュートで先制するもドロー。
2002セカンド。怪我などでベストから程遠い相手に決定機すらほとんど作れず、0-1の敗退。
2002ファースト。後半ロスタイムにヴァスティッチに決められて負け。
僕の初めてのサッカー観戦もこのカード、この時も0-1で負け。
強烈な苦手意識。
試合開始。
ウェズレイ、マルケス、岡山、中村らに入れ代わり立ち代わりパスを回され、支配される。
東京はというと、このところすばらしかった馬場がどうもピリッとしない。
回されているぶんには先週のガンバ同様、怖くはない。怖いけど。
前半も終了間際、このままドローで終わりの気分の中、東京ゴール前を通過するボールに土肥と徳永がお見合い、それを【ナゴヤのネタ師(先輩)】岡山に決められてしまう。
後半。
これからお約束になるのか、キックオフすぐの規郎のセンターサークル内からのシュートも名古屋GK川島のところに届く時にはただのゴロに。
ハーフタイムでの建て直しが功を奏したのか、東京の怒涛の攻撃。
・・・しかし、またも守備の油断を【2本足で走る爬虫類】マルケスに決められてしまう。0ー2。
正直、やっぱり名古屋には勝てないのか、と思った。
また【純喫茶グランパス君】で「ダメだ!どうしても東京に勝ってしまう!」の巻頭言が踊ってしまうのか、と。
3点取られるのは勘弁してくれ、という心境。
しかし。
ルーカスがやってくれた。
ちょっと下がった位置でボ−ルを受け、名古屋守備陣6人をかわしての、信じられないようなスーパーゴール。
「なんとか一矢報いた」という後ろ向きな安堵感をはるかに凌駕する、ピッチ上だけじゃなく、ゴール裏、いやきっとすべての東京を応援する人の目を覚まさせるに充分なインパクト。
久々に僕らの前に姿を見せた、宮沢。
ゲームから遠ざかっているとはいえ、僕らはこの男の左足がこれまで繰り出してきたことを忘れていたわけではない。
それどころか、心のどこかでこのサポーターから愛されることへの喜びを隠さないこの男の復活を信じていた。
先のゴールから覚醒した東京の攻撃、それで得るコーナーキックのチャンス。
コーナーへ向かう宮沢。大声援。それを受けて、何か自分に言い聞かせるように数回軽く手を叩く宮沢。
その何度目かのコーナーから生まれた同点弾。
宮沢からのショートコーナーを同じく途中出場の梶山がさばき、ゴール前へ低くて速いセンタリング。それをゴール前で待つ男が足で押し込む。
この瞬間、喜びを爆発させ、見ず知らずの、ただたまたま同じ場所で東京を応援しているというだけの人ともハイタッチを繰り返し、肩を組んで飛び跳ねる。
ゴールを決めたのは茂庭だった。
「あのモニ輪がついに!」と、一瞬深い感慨に浸ってしまう。
残された時間はそう多くないのにもかかわらず、そして相手があの名古屋であるにもかかわらず、勝利が目の前まで来ているんだという、確信に近い思い。
あぶない場面も、いちばん遠いところできっちり土肥が防いでくれている。
そして後半も40分が近付いた頃、遂に歓喜が大爆発する。
またしても、ルーカス。
当然のことながら同点弾以上の盛り上がり。
ちょっと早い「眠らない街」も何の躊躇もなく。
試合終了。
1点差を逆転した試合はけっこうあったけど、2点差、しかも名古屋相手の逆転劇。
・・・こんな嬉しい勝ち方があるか。
試合後のヒーローインタビュー。
ルーカスは泣いてた。
ファーストステージ最後のホームゲームということで行われた、原監督の挨拶。
「2点差つけられた時は、挨拶せずに帰ろうかと思いました(サポーター大歓声)」
こういうことを言ってくれることが嬉しくてたまらない。
今回の相手は苦手名古屋。
2003セカンド。2点先取するも、まさかの逆転負け。
2003ファースト。石川の左足キャノンシュートで先制するもドロー。
2002セカンド。怪我などでベストから程遠い相手に決定機すらほとんど作れず、0-1の敗退。
2002ファースト。後半ロスタイムにヴァスティッチに決められて負け。
僕の初めてのサッカー観戦もこのカード、この時も0-1で負け。
強烈な苦手意識。
試合開始。
ウェズレイ、マルケス、岡山、中村らに入れ代わり立ち代わりパスを回され、支配される。
東京はというと、このところすばらしかった馬場がどうもピリッとしない。
回されているぶんには先週のガンバ同様、怖くはない。怖いけど。
前半も終了間際、このままドローで終わりの気分の中、東京ゴール前を通過するボールに土肥と徳永がお見合い、それを【ナゴヤのネタ師(先輩)】岡山に決められてしまう。
後半。
これからお約束になるのか、キックオフすぐの規郎のセンターサークル内からのシュートも名古屋GK川島のところに届く時にはただのゴロに。
ハーフタイムでの建て直しが功を奏したのか、東京の怒涛の攻撃。
・・・しかし、またも守備の油断を【2本足で走る爬虫類】マルケスに決められてしまう。0ー2。
正直、やっぱり名古屋には勝てないのか、と思った。
また【純喫茶グランパス君】で「ダメだ!どうしても東京に勝ってしまう!」の巻頭言が踊ってしまうのか、と。
3点取られるのは勘弁してくれ、という心境。
しかし。
ルーカスがやってくれた。
ちょっと下がった位置でボ−ルを受け、名古屋守備陣6人をかわしての、信じられないようなスーパーゴール。
「なんとか一矢報いた」という後ろ向きな安堵感をはるかに凌駕する、ピッチ上だけじゃなく、ゴール裏、いやきっとすべての東京を応援する人の目を覚まさせるに充分なインパクト。
久々に僕らの前に姿を見せた、宮沢。
ゲームから遠ざかっているとはいえ、僕らはこの男の左足がこれまで繰り出してきたことを忘れていたわけではない。
それどころか、心のどこかでこのサポーターから愛されることへの喜びを隠さないこの男の復活を信じていた。
先のゴールから覚醒した東京の攻撃、それで得るコーナーキックのチャンス。
コーナーへ向かう宮沢。大声援。それを受けて、何か自分に言い聞かせるように数回軽く手を叩く宮沢。
その何度目かのコーナーから生まれた同点弾。
宮沢からのショートコーナーを同じく途中出場の梶山がさばき、ゴール前へ低くて速いセンタリング。それをゴール前で待つ男が足で押し込む。
この瞬間、喜びを爆発させ、見ず知らずの、ただたまたま同じ場所で東京を応援しているというだけの人ともハイタッチを繰り返し、肩を組んで飛び跳ねる。
ゴールを決めたのは茂庭だった。
「あのモニ輪がついに!」と、一瞬深い感慨に浸ってしまう。
残された時間はそう多くないのにもかかわらず、そして相手があの名古屋であるにもかかわらず、勝利が目の前まで来ているんだという、確信に近い思い。
あぶない場面も、いちばん遠いところできっちり土肥が防いでくれている。
そして後半も40分が近付いた頃、遂に歓喜が大爆発する。
またしても、ルーカス。
当然のことながら同点弾以上の盛り上がり。
ちょっと早い「眠らない街」も何の躊躇もなく。
試合終了。
1点差を逆転した試合はけっこうあったけど、2点差、しかも名古屋相手の逆転劇。
・・・こんな嬉しい勝ち方があるか。
試合後のヒーローインタビュー。
ルーカスは泣いてた。
ファーストステージ最後のホームゲームということで行われた、原監督の挨拶。
「2点差つけられた時は、挨拶せずに帰ろうかと思いました(サポーター大歓声)」
こういうことを言ってくれることが嬉しくてたまらない。
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