2会場同時開催の内、東京都現代美術館から。
http://www.mot-art-museum.jp/ex/plan_h16-02.htm

日本の作家の作品にこれまでにもかなりの数に接してきて、この展示会でも未知の作家の作品に出会えそうな確信があった。
天気も良かったし、会期終了が迫ってもいたので行ってきました。

青山から自転車で木場まで移動、午後1時頃に到着。
昼食(おにぎり2個、じゃがいもとにんじんを蒸したもの、バナナ1本)を摂取し、睡眠不足と移動の疲れ(どちらも軽いもの)を残したまま会場内に突入。

・・・いきなりズラッと並ぶ自画像群にたじろぐ(汗)。
さらに・・・ヤケに生々しい人物画(この時点ではそう見えた)にもう1歩たじろぐ。
さらにさらに・・・戦争画コーナーをほとんど逃げるように通過。
免疫がついてる近代抽象画にほっとひといきついたのも束の間、さらにグロテスクなオブジェ群におもいっきり引く(大汗)。

とりあえずひととおり通過して集中力がないことを自覚、10分寝る(もはや恒例)。

‥‥‥しばらくお待ちください‥‥‥

再チャレンジ。

冒頭の肖像画群(芸大の卒業制作らしい)、ざっと100前後ある中で、知っている作家のものを発見。そこからひとつひとつの作品の違いに気付く。
続く別カテゴリーの自画像の中にひとつ存在する抽象画、しばらく凝視してみたもののどこをどうやっても顔に見えず退散。

名前だけ知っていた秦テルヲの作品。
暗い。けど絵から伝わる温度にあたたかみを感じる。
インコに言葉を教えている(らしい)和服の女の子の絵に見とれる。
東郷青児の「コントラバスを弾く」。カッコよすぎ。
須田国太郎の「法観寺塔婆」。これもすごい。

さっき逃げた戦争画。
戦闘そのものを描いたもの、戦後の心の傷をあらわしたもの、どちらも暗い。空が一様に黒い。
「懺悔」を表現したと思われる作品、それぞれがものすごく心に残る。

フロアを1階から3階へと移動。
ここから抽象作品がずらっと。

ここでも出会った難波田龍起。初期と後期の作品が1点ずつ、若い頃の作風が違ってて新鮮。
初めて観る岡本太郎(戦後の印象画もあったけど)。ものすごい勢いが絵からほとばしってる。
福島秀子・北代省三・駒井哲郎・瀧口修造(どれも初めての名前、作品)がそろうブースは僕のツボを刺激しまくり。

これ以降の作品はグロいのもあってちょっと苦手・・・。

・・・このあとさらにもう1周、都合3回観てまわって、その後常設展も流し気味に観て(強力っスよ)、会場を出てきたのが4時45分。
3時間以上いたのに時間の長さをまったく感じさせないほどの作品数とその充実度。
しかももう1会場(芸大美術館。さすがに今回は行けなかった)、そちらも楽しみです。

来週も晴れますように。

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ところで、同じ会場で「オノ・ヨーコ展」もやってるワケだが。
今年最初にいった「ハピネス展」でオノ女史の作品のいくつかに触れた上で思うんだけど、オノ・ヨーコって(ダンナのことは一切関係なく)すごいのかな?
話題の展覧会はなるべくチェックするようにしてるけど、オノ展は堂々とスルーします(わっはっは)。

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