東京ステーションギャラリーにて(ここ大好き)。
http://www.tokyo-np.co.jp/event/bi/ben/

日本橋から近いので、気分転換も兼ねて行くことに。
あ、普通は1日に1会場でいっぱいいっぱいなのですが、日本橋がアレだったので。

いや、やっぱり良い。
日本橋がアレだったおかげで(クドい)人が歩く音と小声でしゃべる音しか聞こえないのが嬉しくって。

ベン・ニコルソンに関する基礎知識ゼロの状態だったのですが・・・若い頃の作品はいろんな先人の影響を感じる作品群。
で、中期、ちょっと現代入ってきました的な作品になると、同じ系統の作家と比べて(僕の中ではピカソとかカンディンスキーとか)なんとなく「穏やか」。
ピカソとかアブないじゃないですか、そういう雰囲気がない、とはいわなくてもなんだかやわらかいんですよね。

そして晩年に近い作品。
この人、何を思ったか、パネル彫ってます。
彫る、といっても平面に段差をつけるような。
最初は「はい?」みたいなワケワカランって感じだったのですが、じっくりと観ていると・・・

なんだか作品が「挑んで」くるんですよね。

「お前は今どこにいる?」
「本当にそこでいいのか?」

作品(巨大なものもアリ)の一ケ所を凝視していて、視点を動かすと今まで「床」と思ってたところが「壁」に変化。その繰り返し。
ちょっとずつ「立体的」になっている抽象的な「だまし絵」。
観ててもう疲れる疲れる。

そういう風に晩年の作品と対峙した後に前期中期の作品を見ると、「あー」って感じに和める。

90分ほど観てましたが、もうクタクタでした。
面白かったですよ、日本橋があれだっ以下略(ク以下略)。

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